SSブログ

【おもいでぽろぽろ】ストーリー、高畑監督秘話 [アニメ・漫画]

スポンサーリンク




【おもひでぽろぽろ】高畑勲の秘話!

『かぐや姫の物語』
『火垂るの墓』の
監督・脚本=高畑勲の作品です。





【ストーリー】

1982年夏。
会社から10日間の休暇をもらったタエ子は
姉のナナ子の亭主の実家である
山形の片田舎・高瀬へ旅をする。

東京生まれの東京育ちだったタエ子には、
小学校5年生の時、田舎がなくてとても
さみしい思いをした記憶があった。

それが姉の結婚によって自分にも
田舎が持てたのだった。

そんな旅の途中にふとそのころの数々の
出来事を思い出すタエ子。

そして、彼女は小学校5年生の自分を
連れたまま高瀬に到着した。

明け方に着いたタエ子を駅まで迎えに来ていたのは、
親せきの青年トシオだった。

年はタエ子より2歳下だったが、
頼りになる好青年で、
彼によってタエ子はいろんな田舎の表情を知る。

そして自然と調和しながら生きている
農家の人々の姿に、タエ子は
地に足の着いた生活の魅力を発見するのだった。

そんなある日、タエ子はトシオや
姪で中学1年生のナオ子に、
小学5年生の自分の話を聞かせる。

それはいま思うと笑うしかない、
だけどその時はつらかった

“おもひで”

だったが不思議とふたりに話すのは抵抗がなかった。

そして、タエ子が東京に帰る前日の夜、
おばあちゃんからタエ子にとって
思いもかけない話題が出た。

それはタエ子とトシオの結婚話だった。
思わずその場を飛び出してしまうタエ子。

しかしタエ子もいつしかトシオに好意を
抱いていたことに気付くのだった。

そして翌日、トシオやナオ子や
おばあちゃんに別れを告げ、東京に帰るタエ子。

しかし、列車の中で考えた末、
これまでの悩みがふっ切れたかのように
タエ子は高瀬に舞い戻っていくのだった。


**************************


【秘話】

宮崎駿曰く、アニメ化するには難解な原作だった。

監督には『火垂るの墓』以来
3年振りに高畑勲を起用。

高畑勲しか監督できないと企画を持ち込んだ
(『魔女の宅急便』TV初放送時の宮崎氏のコメント)


当時の様子を徹底的なリサーチを元に描いており、
特にブラウン管の中に登場する
『ひょっこりひょうたん島』についても当時、
ほとんど現存しなかった関係資料を捜し求め、
苦労の末に偶然、録音していたカセットの
持ち主を探し出し、当時の内容を再現したほど。

ストーリー展開…

現在進行形のストーリーではなく
主人公による過去の思い出しでのストーリー展開

「火垂るの墓」から3年振りの監督起用され、
3年前の同じ形式にしたのは高畑が
「火垂るの墓」で色を塗らずに公開し、
一時期本気でアニメ監督を廃業したと
考えていたとのことでそのリベンジという意味合いもある。


主題歌は都はるみが歌った
「愛は花、君はその種子」

主題歌のアマンダ・マクブルーム作詞・曲
(ベット・ミドラー歌)の
「The Rose」を高畑勲が日本語に訳したもの。


キャッチコピーは…
「私はワタシと旅に出る」
糸井重里氏がつけたもの。

他にも…
『となりのトトロ』
『火垂るの墓』
『魔女の宅急便』
『紅の豚』
『平成狸合戦ぽんぽこ』
『耳をすませば』
『もののけ姫』
『ホーホケキョ となりの山田くん』
『千と千尋の神隠し』
『猫の恩返し』
『ハウルの動く城』
『ゲド戦記』
と殆どの、作品のキャッチコピーを作ってます。


【おもいでぽろぽろ】では…

映画『かぐや姫の物語』
同じくプレスコ手法が使われている。

プレスコ手法=音声を事前にレコーディングしてから、
アニメを制作という大胆かつ手間隙をかけた作品。

『かぐや姫の物語』でも
この手法が使われたため、
今や亡き名俳優の地井武雄(故)さんの声が
劇中で使われています。


******************************






スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。